141006_北口大輔チェロコンサート@珈琲美美2014/10/06

2014年10月05日(日) 19:30~ 会場:珈琲美美

北口大輔チェロコンサート

■ J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲 第2番ニ短調 BWV1008
■ 黛敏郎(1929-1997):文楽

------------ [ 休憩15分 ] ------------

■ J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番ニ長調 BWV1012


北口氏の美美コンサート、今夜で8回目、とのこと。
近づく台風18号もなんのその、会場はビッシリ超満員!
とはいうものの、聴衆はほぼ30名(予定の25人を5人オーバー!)
「ナンジャ!それ?」 と、ゲスな舌打ちも聞こえて来そうですが、
この少人数が ここの「音楽会」のキモ、でありまして、
「美味しいモンは、小人数で!!」 ということを
毎回、実感させてくれる、稀有な場所なのでありますヨォ!

店のご主人の短い(ホントに短い)ご挨拶に続いて、北口氏登場。
今夜のテーマは、ニ短調からニ長調へ、「苦悩から歓喜へ」、との事。
30分の長丁場となった第6番のサラバンドを聴きながら、
椅子から天井を、台風の雲を抜け、
真っ青な大空を思いっきり浮遊してしまいましたデス!

間に演奏された「文楽」、ホントに面白い曲でした。
チェロ1本で文楽の「響」を再現(?)したような・・・
ピチカートはまるで太棹だし、
太夫の何人もの声音が聴きわけられたり。
前から気になる曲名でしたが、これでスッキリです。

熱心な拍手にこたえて、アンコール。
「鳥の歌」、でした。
さらに熱心な拍手にこたえて、5年間封印されていた(という)曲を。
なんと「ルパン三世」(!!!!)ご自身の編曲なんだそうです。

こういう肌のぬくもりまで感じられるコンサートを
身近に聴けることのありがたさを噛みしめつつ家路につきます・・・

おっと、忘れ物。
美美コンサートといえば忘れてはいけない!
Nobuo Ohhashi氏のライナーノート!!!
今回も掲載許可いただいて来たんで、どぞ!

141005bimi-1.jpg

(「奔流となって宙を駆け」て来たぞぉぉぉぉぉ )

141007_ヘンシェル・カルテット@あいれふホール2014/10/07


2014年10月07日(火) 19:00~ 会場:あいれふホール

Henschel Quartet
~ 結成20周年記念コンサート ~


■ モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K.465 「不協和音」
■ シュールホフ:弦楽四重奏のための5つの小品
■ ドボルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96 「アメリカ」
アンコール 1曲

モーツァルトとドヴォルザークはともかくとして、
圧倒的に感銘深かったのは、シュールホフ!!
ここだけ 「台風一過、ニッポン晴れ」といった印象でアリマス。
演奏者の燃焼度、ケタが違う!

もうひとつ大きく感銘を受けたのは、聴衆の方々。
アンコールは静かに静かに消え去る曲だったのですが、
曲が終わって、会場の響きが消えて、さらに演奏者が動き出すまで、
その間、5~6秒の静寂、

今夜のハイライトだったと言っても良いように思いました。

141010_白洲信哉blog 「自然の演出と人工美、その余韻にひたる週末だ。」2014/10/10

白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE
http://www.shirasushinya.jp/blog/1410.html#20141004

平等院の日の出 vs 「パルジファル」の葬送儀礼!!!

今回のハリー・クプファー演出は、大評判なようですねぇ・・・

141013_Radio4のオンデマンド ビルスマ & エマール(追加3件10/14)2014/10/14

141014_ファジル・サイ会場になだれ込む人波を尻目に、円形ホールの「山田うん ソロダンスライヴ」へ2014/10/15

2014年10月14日(火)19:30~ 会場:アクロス福岡 円形ホール

山田うん ソロダンスライヴ

出演:山田うん
前座:川合ロン、小山まさし、城俊彦


ホームページ http://yamadaun.jp/ から拝借すると、
    「事前に何も決めない」ということだけが決まっている、山田うん ソロダンスライヴは 特別な演出は何一つない完全即興のダンスとトーク。
    肉体と魂と人生の経験とiPodを持って舞台に立たせていただきます。


会場に配られたA4コピーのプリント から拝借すると、
    ソロダンスライヴは、「今考えていること」「今踊りたい感じ」の「今」の部分です。
    今は過去と未来が合体している部分なので結果のような源泉。
    単なる「即興パフォーマンス」というのともちょっと違います

   
猛烈に刺激的で、しかも暖かい「時間」でした。
脳の隅々まで血流が届いて、どんどん活性化されてゆくような・・・

まず、前座3人の出演中を決めるのはジャンケン、
体で顕すグー、チョキ、パー。

感銘を受けたのは、川合ロン氏の「ダンス」 (だったのかな?)、
音楽なし、沈黙の中で静かに始まります。
やがてスマホを手に、猛然と会場を走り回る、
息せき切って走り、走り、力尽きて倒れこんだ時に
スマホのスピーカーから響いてくるチェロのメロディー、
「母が教えてくれた歌(Dvorak)」・・・という・・・

こういうのも「ダンス」 なんですね。


前座3人が踊り終わったところで、
山田うん氏のダンスはファドの2曲からスタート、

始まった途端に、前座とは違った世界が広がる。
明らかに、ちがう。
ストーリーというのか、流れというのか、
くっきりと見えてくるものがそこに存在する、
何かそこにある、といのがピリピリと感じ取れる。

使われる曲は、ipod画面を繰りながら決定されるわけですが、
「サン・トワ・マミー」(歌ってたの誰だろう?)、
美空ひばりの東宝ミュージカル風、
グルーズマン夫妻のスペイン曲、
オノ・ヨーコの作品(ピアノ和音の半音上昇が延々続くヤツ)、
金沢明子「おてもやん」のロック・ヴァージョン、
そして最後には圧倒的に踊り乱れる、
「舟唄 (阿久悠、浜圭介)」のロック・ヴァージョン!

いま、現在、を グワッシッとつかみ取る強力な感性、
今、ひかりかがやく「体」と「動き」、
あっという間の90分でした。

この公演、明日もやるんだけど、
行くべきか、行かざるべきか・・・
迷うな・・・

141017_Radio4のオンデマンド ビルスマ・ベス・ホッホランド(!)2014/10/17

141017_Radio4のオンデマンド ビルスマ・ベス・ホッホランド(!)


クララ・シューマン      Piano Trio in G minor op.17 - Part I, "Allegro moderato"
ヨーゼフ・ヨアヒム      Variations for Viola and Piano, op.10 - complete
ヨハネス・ブラームス    Sonata for violin and piano in C WoO.2 kl.t., "FAE Sonata" -  complete
ヨハネス・ブラームス    Clarinet Quintet, op.115 in b kl.t. -  complete


1983年 ロッテルダムでのライヴ録音


http://www.radio4.nl/luister-concerten/concerten/4763/legendarisch-archief-cellist-anner-bijlsma-pianist-stanley-hoogland-en-violiste-vera-beths