木村由+河合拓始+サネマツアキラ 即興ライブ2018/08/24

2018年8月22日(水)開演7:30pm(開場7:00pm) 会場:箱崎水族舘喫茶室

<即興ライヴ>
part1:木村由(ダンス)+河合拓始(ピアノ)
part2:木村由(ダンス)+河合拓始(ピアノ)+サネマツアキラ(声、打楽器)



直前まで台風19号の影響を心配してましたが、
風もおさまって来たようだし、
何といっても、河合・サネマツ両氏の競演は、
地場では、今一番エキサイトなイベントであると確信してます。
前記のような顛末で、しばらく離れていたライヴに、
心機一転、再チャレンジするなら今夜しか・・・
、という意味もありまして、
バスに揺られて出かけました。

予想通り、
至福の2時間異次元の旅を終えると、
世の中は、一斉に輝きはじめ、
瞳を星マークに光らせながら
バスに揺られて帰ってまいりました。


ライヴ前半は河合氏のピアノと木村氏のダンスの共演です。
緩やかに動き始める木村氏の世界を河合氏のピアノが彩ってゆきます。
木村氏の、床を擦る音、靴のかかとを鳴らす音、床にたたきつける音、
激しく荒れ狂う河合氏のピアノ、
やがて静まる音楽とダンス、ゆるやかに退出してゆく木村氏、
という展開でした。

お互い相手に刺激を与えながら、
刻々と変化してゆく状況に即座に対応してゆく両者の動きが
スリリングでした。

しばらくの休憩の後、サネマツ氏が加わって、三者の競演。

いきなりトップギヤで暴走を始めるサネマツ氏が、すんばらしい!
他の2人には背を向けたまま、
一気にフルヴォリュームのシンセ(?)を街宣車のようにがなり立てさせる中、
トライアングル、笛、タンバリンのヒザ撃ち、サイレン、
そして、あの、ヴォイスと雄たけび!

部屋中に音が溢れまくってくる快感!
音の海を白波をたてながら滑ってゆく!
上も、下も、前も、後ろも、音・音・音・音!

そして、突然の静寂、
ゆっくりと沈んでゆく、沈んでゆく、
かすかに凜の音がひとつ、
やがて、沈黙・・・

サネマツ氏の動静から目を離すことが
ついに、出来ませんでした。

最後に3人揃ったところで、今後の予定の話に。
木村氏はしばらく続く九州ツアーの話、
河合氏は、9月に予定されている東京公演の話、

そして、サネマツ氏、
「ボクは、8月9月は予定なし・・・」
ん?ん?ん?ん? どゆコト?
軽々とこんなパフォーマンスをやってのける人が、
「予定なし」?

福岡には、この程度のパフォーマーはザラに居るって事?
それとも、福岡では・・・・

今夜のライヴ、
この点だけが、心残りであるのでした。


お礼とお詫び2018/08/24

突然ですが、お礼とお詫びを申し上げます。

8月初旬、ピアノ演奏のライヴに出かけました。
パスタのお店で、ワインと食事を楽しみながらピアノ演奏を聴くという、
お洒落な企画でした。

確かに、この酷暑、寝不足が続いていて、体調万全ではありませんでした。


「ん、ちょっと眠くなってきたかな?」
と思った次のシーンは、
「俺の顔の周りで何か大騒ぎになってるけど、なに?」
「なに?なんで俺天井向いてるの?さっきまで壁に向かってたのに・・・」
90度起き上がるときの、あの異様な違和感・・・

大勢の方が一斉に心配して声をかけて下さって
なんだか良く回らない頭で状況を探ってみると、、
どうも、私は急に意識をなくして昏倒してしまったらしい。

たまたまいらしていたお医者様が
「頭を打ったみたいだから、あまり動かさないように」
とおっしゃりながら脈をとって下さるし、
同席の看護師の方が、テキパキと体調を気遣ってくださいます。

ふと見ると、目の前で声をかけて下さっているのは今夜のピアニスト、
ということは、わたしが、ライヴを中断してしまったワケなのか!
そう思った瞬間血の気がスーッと引いて、同時にどっと吐き気が襲います。
そこに聞こえてきたのは救急車のサイレン、
もうこれは覚悟を決めて救急病院へ運ばれるしかない。

顎の周りに保護バンドを巻かれ、ストレッチャーに寝かせられ、
周りの皆さんにお礼を言う間もなく救急車の中へ、
中で簡単な問診と、身元確認。
他の病院の受診証が役に立ちました。

すぐ斜め向かいの救急病院へ運ばれると、
救急隊員の方の状況報告に続いて、
心電図と頭部CTスキャン、
眠そうな当直医の先生の見立てでは特に不具合はないので、
帰宅してよし、とのこと。
急に症状が出ることもあるので、しばらくは静養するようにという
A4ペーパーを受け取り、しばらくロビーでぐったりした後、
止めていただいたタクシーで帰宅しました。

幸い、その後おかしな症状がでることはなく、本日に至っております。

しかし、その後の静養中どうしても考えてしまうのは、
ライブ中断で大変なご迷惑をおかけした演奏者の方々、スタッフの方々、
店の前に堂々と救急車を止められてしまったパスタ店の皆さん、
そして、ライヴの楽しみをぶち壊されてしまったお客様たち、

こんなところから、届くはずもないとは存じますが、
こころより、深く、深く、お詫びを申し上げます。

また当日ご介護下さった同席のお医者様、看護師様、
親切に対応してくださった救急隊員の方々、
そして、病状をご心配下さった皆々さまに、
厚く、御礼申し上げます。
本当に、本当に、ありがとうございました。

皆様に多大なご迷惑おかけし、まことに申し訳ありませんでした。