190629_<れいら(歌)+河合拓始(ピアノ)>もやいバンク10周年コンサート2019/06/29

2019年6月29日(土)2:00pm  会場:福岡市美術館・ミュージアムホール

もやいバンク10周年コンサート「未来に響く音楽の時間」

<中原智子(ソプラノ)+太田耕平(リュート)>
バロック初期の [ レチタール・カンタンド ] を4曲とリュートソロを2曲

----- 休憩15分 -----

<れいら(歌)+河合拓始(ピアノ)>
■ 林光(原詞:マルシャーク=訳詞:湯浅芳子):十二月の歌-「森は生きている」から
■ 武満徹(作詞:荒木一郎):めぐり逢い
■ 河合拓治(原詞:山上憶良=英訳詞:リービ英雄):Okura から 3篇
■ 中田喜直(作詞:江間章子):夏の思い出 [-sing-along-]
■ 林光(作詞:佐藤信):花の歌
■ 高橋悠治(作詞:長谷川四郎):世界でいちばん大きな木のうた
■ 河合拓治(作詞:河合拓治):アゼィリア、セギディーリャ
■ 河合拓治:悲しみのミロンガ ※ピアノソロ
■ 佐藤勝(作詞:松山善三):一本の鉛筆
■ 河合拓治(作詞:河合拓治・花田典子):箱崎あしか唄
■ 武満徹(作詞:武満徹):小さな空
■ 林光(原詞:マザーグ-ス=訳詞:谷川俊太郎):きらきらちいさなおほしさま


河合氏、ヤッパ、すごい!


先週の箱水<トリオ即興ライヴ>でも、

「うグっ! ここで、この音を、こうブチ込んでくるか!」

と感嘆の嵐でしたが、
うって変わって本日の流れるようなピアノ演奏(伴奏)・・・

・・・ 陶酔の極!!!!


有機的に艶やかな れいら氏の声にぴったりと寄り添いながら、
詞の世界をひらひらと拡げてゆくピアノ・・・

老眼の眼には定かではないのですが、
譜面台に置かれている楽譜は実に簡素なもので、
それよりも、その場で語られた言葉に触発されて、
即興的にピアノ演奏が対位されていく、というふうに聴こえます。

そのピアノが、また、よく歌うんだ!!

れいら氏、先日はミシェル・ルグランの曲を歌っていらしたようだし、
独特の発音はシャンソンを歌う方に特有だと思いますが、
そうそうたる作曲者メンバー揃いの12曲=>もとい! 11曲!
を見事にこなしておいででした。
こういう方の存在は、もっと注目されてもいいように思うんですが、
どうなんでしょう・・・