170406_Pink... ― 2017/04/06
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170424_日本の現代作曲家の音楽<早坂文雄の音楽> ― 2017/04/25
2017年4月24日(月) 19:00~ 会場:ベニールカフェ
『西村雄一郎さんによる当初予定の全6回レクチャーシリーズ
「映画で学ぶ 日本の現代作曲家の生涯」は急遽中止となりました。
ミニ・コンサートのみで開催されます。』
日本の現代作曲家シリーズ(全6回)
ライブで楽しむ in ベニールカフェ
日本の現代作曲家の音楽
ちょっと情報が錯綜していたのですが、
当初講演を予定されていた西村氏が参加不可能になって、
演奏部分のみを拡大しての演奏会として実施される、ということのようです。
で、今夜はこういう事になりました。
<早坂文雄の音楽>
早坂文雄「室内のためのピアノ小品集(全17曲)」(1941)
お話と演奏:河合拓始(ピアノ)
西村氏の講演を聞けなくなったのは残念ではありますが、
こういう事になってかえって良かった!
久々に、心の底から「素晴らしい!」と思えるコンサートでした。
最近はもっぱらインターネット・ラジオでヨーロッパのライブ番組を聴くんですが、
「ああ、良いコンサートだった」と思える演奏会に共通するのは、
冒頭の5~10分時点で、すでにガッシリと引き込まれている事、なんです。
今夜の演奏会、冒頭の2~3音でどっぷりと顎の上まで引きずり込まれてました。
全17曲約1時間、まんじりともせず、
振り返ってみれば、ほんの一瞬の出来事のような・・・
先日、徳丸氏のドビュッシーを聴きました。
あいれふホール、グランドピアノ、ほぼ満員の客席。
今夜はコーヒーハウス、アップライトピアノ、ほぼ10名の聴衆。
ピアノの低音部は???な音だし、空調音もなかなかの頑張り具合、
しかし、どちらが満足度が高いかといわれると、
しば~~~~らく、悩んで、
「今夜!」
演奏された早川氏のこの作品、
ドビュッシーの前奏曲集を楽しめる人なら問題なく聴けると思うし、
もっと演奏される機会があっても良さそうなんですけど。
それにしても、河合拓始氏の身体全体から立ち上るモノ、
あれ、何なんでしょうね。
禅宗のお坊さんから感じるものと似てるような気がするんですけどネ。
ぜひ一度、生で聴いてほしい演奏家です。
TAKUJI KAWAI WEB
http://www.sepia.dti.ne.jp/kawai/
170428_即興ライブ@箱崎水族館喫茶部 ― 2017/04/29
2017年4月28日(金)19:30~ 会場:箱崎水族館喫茶室
大上流一 九州ツアー
大上流一 (guitar) from 東京
河合拓始 (piano)
堀尾茂雅 (cornet)
長沢哲 (drums)
先日の<早坂文雄の音楽>の印象が鮮烈だったので、
場違いとは感じつつ、箱崎まで出かけました。
なかなか出掛ける事の少ない方面なので、
PCで地図など印刷して、しっかり場所を確認して・・・
というのが大間違いだったようで、
地下鉄の駅を出て、歩いても歩いても
それらしい場所には出ない!
ようやく目印の病院らしき建物を発見、
結局1時間ほど大廻りをして、汗だくで会場到着!
もうとっくに始まってるだろうと窓から覗き込むと、
「えっ?まだ誰もいない?!」
あわてて時計を確認、やっぱもう時間過ぎてるけど・・・
意を決して、ドアを開けて・・・
最終的に集まったお客さんは3人でした。
店のご主人と奥さん、合わせて5人。
ちなみに、私がカフェ・ド・カッファで聴いたタラス・デムチシンのコンサート、
お客さんは2人でした。[スタッフは10人ぐらい居たかな?]
よろしいところで、演奏開始です。
第1部はコルネットとドラムの即興演奏、
第2部はギターとピアノの即興演奏
第3部は4人全員での即興演奏
という3部構成でした。
コルネット、ドラム、ギターのお三方についてはよくわからないので、
河合氏中心に聴いてしまうのですが、
ベニール・カフェで「見る」河合氏からは想像もつかない激しさ!
完全に「没入」して、
その奥から湧き出て来るものに突き動かされるように
あばれる身体、腕、指、足、
鍵盤の上では収まり切れず宙を舞う指、
さらに鍵盤の裏を叩く音、
鍵盤の蓋を這いまわる指、
当然、ピアノの内部にも手は伸びて、直接弦をはじく音、
やさしい肘打ち、
ついに手のひらを返された指が鍵盤をたたく!
さらに足先のくるぶしが鍵盤に近づいたときは、「まさか!」と思いましたが、
さすがにそれはなかった。
しかし股関節を含め、本当に体の柔らかい方で、
途中、椅子の上で繭のように丸まってしまうこともあり、
本当に「この人、タコか?」 と思ってしまいました。
「なんだ、こんなゲテモノ!」とお思いですか?
私の粗雑な表現では、無理もないとは思いますが、
こういう風に演奏されるピアノの紡ぎだす音が、
実に説得力に溢れているというのは、
実際にその場で聴いてみないと分らないのかもしれないですネ。
第3部は4人揃っての演奏でした。
だれがどう出るか、予想のつかない展開の中、
きっかけのキューを出すのは、いつも河合氏であったように思います。
一番印象的だったのは、
コルネットが低くつぶやくその裏に不思議な音が響きます。
見ると、河合氏が鍵盤ハーモニカ(ピアニカ?)を操ってる・・・
裏打ちされたコルネットが一気に精気を帯びて快走開始、
すると、今までおとなしかったギターがバリバリと炸裂、
あわせて河合氏のピアノも炸裂、
そこへドラムが特徴的なリズムをガンガン打ち込んで来て、
そのリズムに乗ってやがてフィナーレへ、というゴキゲンな流れでした。
終演は、22時近くになりました。
気分は極上、足取りも軽く地下鉄の駅へ。
大上流一 九州ツアー
大上流一 (guitar) from 東京
河合拓始 (piano)
堀尾茂雅 (cornet)
長沢哲 (drums)
先日の<早坂文雄の音楽>の印象が鮮烈だったので、
場違いとは感じつつ、箱崎まで出かけました。
そしてまあ、驚いた!驚いた!
「この人、タコか!?」なかなか出掛ける事の少ない方面なので、
PCで地図など印刷して、しっかり場所を確認して・・・
というのが大間違いだったようで、
地下鉄の駅を出て、歩いても歩いても
それらしい場所には出ない!
ようやく目印の病院らしき建物を発見、
結局1時間ほど大廻りをして、汗だくで会場到着!
もうとっくに始まってるだろうと窓から覗き込むと、
「えっ?まだ誰もいない?!」
あわてて時計を確認、やっぱもう時間過ぎてるけど・・・
意を決して、ドアを開けて・・・
最終的に集まったお客さんは3人でした。
店のご主人と奥さん、合わせて5人。
ちなみに、私がカフェ・ド・カッファで聴いたタラス・デムチシンのコンサート、
お客さんは2人でした。[スタッフは10人ぐらい居たかな?]
よろしいところで、演奏開始です。
第1部はコルネットとドラムの即興演奏、
第2部はギターとピアノの即興演奏
第3部は4人全員での即興演奏
という3部構成でした。
コルネット、ドラム、ギターのお三方についてはよくわからないので、
河合氏中心に聴いてしまうのですが、
いや、驚いた!
ベニール・カフェで「見る」河合氏からは想像もつかない激しさ!
完全に「没入」して、
その奥から湧き出て来るものに突き動かされるように
あばれる身体、腕、指、足、
鍵盤の上では収まり切れず宙を舞う指、
さらに鍵盤の裏を叩く音、
鍵盤の蓋を這いまわる指、
当然、ピアノの内部にも手は伸びて、直接弦をはじく音、
やさしい肘打ち、
ついに手のひらを返された指が鍵盤をたたく!
さらに足先のくるぶしが鍵盤に近づいたときは、「まさか!」と思いましたが、
さすがにそれはなかった。
しかし股関節を含め、本当に体の柔らかい方で、
途中、椅子の上で繭のように丸まってしまうこともあり、
本当に「この人、タコか?」 と思ってしまいました。
「なんだ、こんなゲテモノ!」とお思いですか?
私の粗雑な表現では、無理もないとは思いますが、
こういう風に演奏されるピアノの紡ぎだす音が、
実に説得力に溢れているというのは、
実際にその場で聴いてみないと分らないのかもしれないですネ。
第3部は4人揃っての演奏でした。
だれがどう出るか、予想のつかない展開の中、
きっかけのキューを出すのは、いつも河合氏であったように思います。
一番印象的だったのは、
コルネットが低くつぶやくその裏に不思議な音が響きます。
見ると、河合氏が鍵盤ハーモニカ(ピアニカ?)を操ってる・・・
裏打ちされたコルネットが一気に精気を帯びて快走開始、
すると、今までおとなしかったギターがバリバリと炸裂、
あわせて河合氏のピアノも炸裂、
そこへドラムが特徴的なリズムをガンガン打ち込んで来て、
そのリズムに乗ってやがてフィナーレへ、というゴキゲンな流れでした。
終演は、22時近くになりました。
気分は極上、足取りも軽く地下鉄の駅へ。
「あらま、こんなに近くだったんだ!」
来る時は隣町まで廻ってしまったようで・・・
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