110219_九響第306回定期演奏会2011/02/19

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2011年2月15日 19:00 アクロス福岡シンフォニーホール

九響第306回定期演奏会
若き巨匠ブリバエフ&九響・ロシア音楽の真髄

指揮:アラン・ブリバエフ
ピアノ:ショーン・ケナード

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ボロディン:歌劇「イーゴリ公」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
アンコール:「ショパンノ レンシュウキョクデス」

             [ 休憩 ]

リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」 作品35
アンコール:「チャイコフスキノ ポロネーズデス」

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前半終わった所で、「今夜はハズレか」と・・・

「九響の弦って、こんなんだっけ・・・」
「こういう鼻歌みたいなピアノは、ヤだな・・・」

俄然風向きが変わったのは、後半の扇谷氏のソロから!
まあ、たぁーっぷりウタわせるんだけど、これがヒジョーに美し~い!
ホール全体にピーンと緊張が走って、
それに惹かれるように、他のソロも滔々と流れながら、うたう!うたう!
どちらさまからか「ナンと下品な!」と怒らかねないテンポの揺らし方なんだけど、
そういうお行儀の良い演奏は、CD屋に行けばいくらでも売ってるから、
一回勝負の生演奏では、こういう思い切ったものこそが聴きたい!
という、下品なワタクシでアリマス。

面白いのは、演奏者によって寄り添い方に差がある事。
扇谷氏やデムチシン氏は見事ピッタリ着こなしてるんだけど、
他の方々は、ちょっと、ほんのちょっと、ズレちゃうのが、とても興味深い。
あれ、どういう呼吸なんでしょうネ。

隣の席のおニイさん、
前半すっかりコックリコックリだったのが、
後半はすっかりお目覚めで、
興奮気味に身を乗り出しながら聴き入っておられました。

この秋10月にはブリバエフ氏再登場との事、
しかも扇谷氏とグラズノフを共演、というコトですから、
聴き逃すわけにはいかないな!

ロビーコンサートはヴィヴァルディとテレマンでした。
今風の古楽器演奏とは全く肌触りが違ってるんだけど、
こういう「まったり」としたテレマンも、面白かったデス。

110219_アクロス福岡・伝統芸能フェスティバル -高ぶる獅子の鼓動-2011/02/20


2011年02月19日(土) 16:00 ~ 17:45  会場:アクロス福岡イベントホール
アクロス福岡・伝統芸能フェスティバル - 高ぶる獅子の鼓動 -

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【今宿(福岡市)青木獅子舞】
【大分(飯塚市)の獅子舞】
【蜷城(朝倉市)の獅子舞】
【小川阿蘇神社(熊本県)奉納獅子舞】

獅子舞体験(ワークショップ)

入場料     1,500円(アクロス友の会1,300円/全席自由)

福岡とその近郊に伝わる「獅子舞」を体験。
感覚的には、先日の九響 / ブリバエフの「シェヘラザード」を
4回たてつづけに聴き込んだような充実感・・・\(^O^)/
時間のたつのを忘れて、ぜーんぜん疲れを感じないのは、全く同じ。
違うのは、向こうの場合、耳や頭が反応しているのを感じるが、
こちらの場合、もっぱら「体」そのものが反応しているのを感じます。

全く性格の異なる4つの獅子舞、
いわゆる「獅子舞」にいちばんイメージが近いのは、今宿の獅子舞でしょう。
お囃子も、太鼓と笛の一般的なものです。

次の大分(飯塚市)の獅子舞でのお囃子は、
子どもたちが入れ替わり打ち鳴らす太鼓の音だけ。
これが、力強さといい、リズム感といい、ひじょーに充実してます。
子供だからとバカにしてはいけません!

一番ユニークだったのは、蜷城(朝倉市)の獅子舞、
シュロの皮で編んだ胴体と脚伴という獅子2頭が、思いっきり暴れ廻ります。
音といえば、頭の歯を噛み合わすガチッという音だけ。
暴れまわる獅子の足音、押さえに入る若者の走り回る音と怒号、
お囃子なんぞ、入る隙間がない緊張感漂う演技でした。

音でドギモを抜かれたのが、最後の小川阿蘇神社(熊本県)奉納獅子舞。
基本は太鼓とカネとドラなんですが、
時々だれかが悲鳴を上げているような、ゾッとするような音が混じります。
正体は、子どもたちの吹くラッパ、でした。
実に恐ろしげな音が響きます。


音に劣らず、獅子の姿も、それぞれ実にユニークで、
想像力の豊かさに圧倒されます。

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【今宿(福岡市)青木獅子舞】

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【大分(飯塚市)の獅子舞】

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【蜷城(朝倉市)の獅子舞】

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【小川阿蘇神社(熊本県)奉納獅子舞】

終演後は「獅子」と観客の交流会、
所々、「獅子」同士の交流風景も見られて、
のどかで、たおやかな時間が流れておりました。

この4組は、幸い後継者に恵まれて、生き永らえていますが、
今後存続が難しいものが多数出てくる事は容易に想像できます。
今のうちに、見ておかないと・・・

それにしても、この、「肌感覚で理解できてしまう」というのは、
これは いったい、ナンなんだ?

110226_レクチャーコンサート・フォーレとその時代2011/02/26

2011年 2月26日(土) 16:00~18:00 会場:日航ホテル福岡チャペルプリエール

レクチャーコンサート&ティータイム
演奏で楽しむフランス・オルガン音楽史
フォーレとその時代 ~オルガンと声楽の楽しみ~

第1部 レクチャーとコンサート
第2部 ティータイム(スウィーツ付き)

一般\4,000、九州日仏館生\3,500、コンサートクラブ会員\3,000

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土曜日の午後遅くのレクチャーコンサート、
毎回十数人の小じんまりした集まり。
これくらいの規模だと、無理に構えなくていいからラクですね。
眉間にしわを寄せて一心に聴きこむ、というのではなく、
大きくうねりながら流れてゆくモノに身をまかせたまま運ばれてゆく・・・
という・・・

演奏された作品は以下の通り。

フォーレの歌曲作品:
リディア、5月に、夢のあと、慈悲深きイエスよ(レクイエムより)、アヴェ・マリア
オルガン演奏:
フォーレ/シシリアーノ
ヴィドール/アダージォ(交響曲第6番より)
ヴィエルヌ/アレグロ(交響曲第3番より)

演奏の前には、当チャペル カントールの池田氏のお話。
フォーレの音楽をマドレーヌ寺院のオルガンの響きから説き起こすという、
いつもながら、興味深い解説でした。

随分前ですが、旅行の途中半日ほどパリ観光に出かけました。
真っ先に向かったのはマドレーヌ広場!
しかしその時の私の興味の中心はマドレーヌ寺院ではなく、
フォーション」でしかなかったのでありますから、
「へぇー、こんなとこにお寺があるんだ・・・」ぐらいにしか思ってはいなかったわけで・・・

演奏は前半ソプラノ(サトウさん?)によるフォーレの歌曲(伴奏はオルガンです)、
後半は池田氏のオルガン演奏によるフォーレ、ヴィドール、ヴィエルヌ。
ヴィドール、ヴィエルヌは大規模な曲の一部のようでが、
こういう風に聴くと、より親しみが湧きますねぇ。
フォーレ作品の演奏よりも、そちらの方に惹かれちまった。

演奏終了後は、地下の小宴会場で茶話会、
みなんさんが、それぞれ、どのようにお聴きになったのか、
思いがけない表現の感想が飛び出したりして、
興味の尽きない茶話会でアリマシタよ。