180311_チャペルプリエール フォーレ:レクイエム2018/03/12

2018年3月11日(日) 15:00開演 会場:ホテル日航福岡新館3階「チャペルプリエール」

チャペルプリエール定期演奏会No.184
コレギウム・プリエール合唱団&合奏団 公演 

■ バッハ作曲 ブランデンブルク協奏曲第6番
■ フォーレ作曲:レクイエムOp.48


指揮・チェンバロ:池田 泉
パイプオルガン:松山靖子
バリトン:中川郁太郎
=合奏団=
ヴィオラ:八尋祐子、中村はるみ、八尋朋子(ヴァイオリン)
チェロ:関原弘二、荒牧有未翔
コントラバス:伊藤珠里
=合唱団=
ソプラノ:平松舞、吉田菜々子、陶山美里、西村真桜、田原日奈子、村上結香
アルト:桑木礼子、村上千香、井ノ口碧稀、永野暖子、光冨優佳、小田島璃香、廣瀬亜香李
テノール:岩﨑眞澄、井手尚生、宮内隆
バス:吉原佳佑、川崎大地、石橋史啓、中川郁太郎
(メンバー表は公式サイトより)


フォーレのレクイエム、
今までこいうい風に聴こえたことは、なかったなぁ・・・


会場はギッシリ満席でした.

約15分前から、池田氏のレクチャーが始まります.
(東日本大震災から7年目、黙祷の時間です)
テーマは、マドレーヌ教会の響き、
このレクイエムを理解する上で、
それが演奏されるはずの場所の特別な響きの影響を
どういう風に捉えるか、というお話でした。


さて、バッハの演奏が終わって、
レクイエムの演奏開始です。

こちらの合唱団、ほぼ若い方々ばかりで、
特に女声のまっすぐな発声が実に魅力的です。
(バリトンソロのビブラートが少しうるさく感じるくらい・・・)

ソプラノソロのクレジットがないのが不思議でしたが、
本日の Pie Jesu 、なんと、ソプラノ声部の女性が2人づつ、
一節ごとに歌い継いでゆくという、夢のような展開でした.
こォーれは美しかった.

あと、オルガンの活躍にびっくり、
この曲、こんなにオルガンが活躍するんだ!
合奏は弦6人だけだから、管パートも担うわけだし・・・
(Dies Irae のトランペットとか ?)
ただ、それよりも、
ずーっと鳴り続けている重低音が、
次第に体に沁み込んできて、涙腺を刺激するんですよね.
Libera me の最後のコーラス、うるうるきてしまう.

いよいよ最後のIn paradisum!
と身構えた途端、隣のおばさん
辺りはばからず、チラシをガサガサやりはじめて、
もう少しでキレそうになります.
(当人は、まったく悪気はないわけで、一人相撲になっちゃうわけですけどねぇ)

今まで録音で聴いてきたものとは、
まるで感触の違う、「フォーレのレクイエム」でした.
これからは、この演奏の記憶が
私のこの曲のスタンダードになります。


180322_WebRadio-マタイとヨハネ2018/03/22

Johann Sebastian Bach : マタイ受難曲 2018/03/19 at ロッテルダム

Koor en orkest van de Nederlandse Bachvereniging
         olv Jos van Veldhoven, m.m.v.

Thomas Hobbs, tenor (Evangelist)
Griet De Geyter, sopraan
Alex Potter, altus
Valerio Contaldo, tenor
Stephan MacLeod, bas (Christus)
Isabel Schicketanz, sopraan
David Erler, altus
Benedict Hymas, tenor
Sebastian Noack, bas


https://www.nporadio4.nl/concerten/7726-matthaeus-passion-door-de-nederlandse-bachvereniging


-----------------------------------------------------------------

Johann Sebastian Bach : ヨハネ受難曲 2018/03/14 at TivoliVredenburg

Nederlands Kamerkoor & Holland Baroque
Reinbert de Leeuw, dirigent

Solisten:
Joanne Lunn, sopraan
Benedikt Kristjánsson, evangelist
Andreas Wolf, Christus (m.u.v. 17 en 18 maart)
Tim Mead, Countertenor
Anders Dahlin, tenor
Tobias Berndt, bas


https://www.nporadio4.nl/concerten/7725-reinbert-de-leeuws-johannes-passion


180325_< あ じ ミ ず モ >2018/03/26

2018年3月25日(日)19:30~ 会場:箱崎水族舘喫茶室
                                               
< あ じ ミ ず モ >

出演=
河合拓始(ピアノ、鍵盤ハーモニカ、声)、
サネマツアキラ(打楽器、声)、
中村勇治(バス・クラリネット、ソプラノ・サックス、声)


      公演が終わって、帰路に就く.
      地下鉄のコンコースに降りる.
      いつものBGMが鳴ってる.
      ん?
      そのBGM、
      どうしたことか、
      妙に輝いているような気がするんだが・・・


ふたたび、河合拓始氏のコンサート!
サネマツアキラ氏との共演はテッパンですね。
中村氏のサックスは、初めて.


珍しく、演奏曲を記した紙が用意されてます.
内容は以下の通り.

1-1.「あじミずモ」
1-2.「フリージャズvs実松さん」
1-3.「あいや」
1-4.「猫はいつも何ものでもない」
1-5.「あなごころ、ぽんた、すきすな、みなどおり」
(休憩)
2-1.「Next,please.(副題:図形楽譜自動指揮ソフトによる集団即興)」
2-2.「排気口」
2-3.「旋周楽(せんしゅうがく)」
2-4.「あなごころ、ぽんた、すきすな、みなどおり」(リプライズ)

2-1:buy 中村勇治 2-2:by サネマツアキラ
それ以外:by 河合拓始



ほぼ、河合氏の作品集でありました。

一文字づつ体と大声で読み上げ続ける 「あじミずモ」
サネマツ氏の絶妙のキューで停止進行を繰り返す「フリージャズvs実松さん」
「あいや」の掛け声を合図に進行展開してゆく「あいや」
妙に耳に残るフレーズ、「猫はいつも何ものでもない」
経絡の名称(だそうです)を持つ4楽章「あなごころ、ぽんた、すきすな、みなどおり」
クルクルと回って周って廻る「旋周楽(せんしゅうがく)」

なにしろ、次に何が起こるか、全く予想がつかない2時間、
いつも ぼんやりボケ倒しな私の脳も、
今夜はフル回転で次の展開に対応せざるを得ない!
顔が熱い!
約2時間の「フル回転」でした。

あー爽快!

帰りの地下鉄コンコース、
あの「BGM」が輝いて聴こえるのは、
「2時間脳マッサージ」の成果なの?
ありふれた音楽が斬新に響いて来る喜び!

来月末4/29に、またこのトリオの演奏が聴けるそうで、
今度はそれぞれのソロ演奏が中心になるとか.
こんどはどんな「マッサージ」になるのか、楽しみ!楽しみ!