150607_神戸市長に宛てたパユの公開書簡2015/06/07


神戸国際フルートコンクール応援団 HP
http://ameblo.jp/kifc-supporters/entry-12035788579.html

(英語原文へのリンクも・・・)


150629_第16回ベニール・カフェ コンサート ~指揮者の裏話~2015/06/29

2015年6月27日(土)19:00~21:00 (18:00~ カフェ・タイム)
                                                               会場:ベニール・カフェ(警固)

第16回 ベニール・カフェ コンサート ~指揮者の裏話~

お話:山本茂宏
コントラバス:深澤功
ピアノ:藤本史子


■ J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
■ カタロニア民謡:鳥の歌
■ 大澤壽人:桜に寄す
■ クーセヴィツキー:小さなワルツ
■ 田村徹:独奏コントラバスのための「博多節」
■ マイヤース:カヴァティーナ(「ディア・ハンター」より)
■ 久石譲:帰らざる日々(「紅の豚」より)
■ ボッテジーニ:「夢遊病の女」による幻想曲

アンコール1曲

あの、深澤氏、でさえ、こういう時もあるのだというのは、
なかなかに「深い」体験でした。

ジトジトと梅雨ど真ん中、
弦楽器には最悪のコンディション、
体調を崩してしまって申し訳ない、と繰り返す深澤氏、
たしかに、いつもの冴えは窺えない。
ところが、
「演奏会」の印象というのは、「演奏」だけでは片付けられない、
不思議なバイブレーションというのがあるみたいで、
結果として、非常に満足してしまった演奏会でした。

ウィーンから帰国なさったばかりの山本氏、
演奏会成功の様子が報告され、今夜のテーマへと続いてゆきます。
終始なごやかな表情で、会場は笑い声であふれます。
語り口が見事なエンターテイメント!
毎回欠かさずおいでになる方が多いのも頷けます。

今夜のゲストは幾多の指揮者を体験なさってこられた方、ということで、
演奏前の深澤氏にお話を聴くことになります。

これが、まあ、面白かったこと!!!

楽団員と指揮者の丁々発止なやりとりが目に見えるような語り口、
あふれ出すあれやこれやの話の数々、
狭い会場が一気にヒートアップしてゆきます。

実名が出た中でとても印象に残ったのが、
スヴェトラーノフとのチャイコフスキー(第4番?)の体験談でした。
(今度、じっくりCDを聴いて見ることにしよう・・・)

盛大な拍手で深澤氏の独演会終了、
休憩の後、演奏になります。

たしかに、体調不良が如実に感じられます。
ただそれでも、こういう小さな空間では、
何とか立て直そうという気持ちが、着実に届いてくるのですね。
ソロ「博多節」での多彩な音色、とか、
「夢遊病の女」の中間部(フィナーレのブラブーラ?)など、
「これぞ!」という鮮やかな切れ味を聴く事が出来ました。

鳴り響く拍手に応えて演奏されたアンコールは
喜納昌吉の 「すべての人の心に花を」でした。

終演後、次回チケット発売の窓口に長い列が出来たのは、
今夜の演奏会に満足なさった方が多かった、
という事でもあるなぁ・・・

本日の発見:
  体調は良くなくとも、気概さえ見えていれば、観客は満足出来る、
  少なくとも、この会場では・・・