230321_末永の森 ミュゼ・オダコンサートVol.10 〜 春に愉しむ木管三重奏の調べ 〜2023/03/21

2023年3月21日(火) 開演15:00 
                       会場:末永文化センター内 美術館ミュゼ・オダ 地下1F展示室

末永の森 ミュゼ・オダコンサートVol.10
〜 春に愉しむ木管三重奏の調べ 〜


〈 出演 〉
クラリネット : 宇根 康一郎(首席)
オーボエ : 佐藤 太一(首席)
ファゴット : 草野 雅行

 

ベーラ・コヴァーチ :
   バッハへのオマージュ
   ウェーバーへのオマージュ
   ファリャへのオマージュ
ブルーノ・マントヴァーニ:バグ

----- 休憩 -----

ジャック・イベール:木管3重奏のための5つの小品
ジャン・フランセ : オーボエ、クラリネットとファゴットのためのディヴェルティスマン

アンコール1曲


祭日だというのに、あいにくの、雨。
管楽器も、やはり、湿気を嫌うのだろうか・・・?

ミュゼ・オダ 初めての会場、
受付を済ませて階段を降りると、
オダ氏の絵画に囲まれた回廊が続きます。
濁った色彩のパリの情景、
これは、なかなか馴染めない。
 (ところが、演奏が進むにつれ、
  絵の中の人物が動き出すような感覚が沸いてきて・・・)

一角に演奏スペース、
そこから二手に分かれてパイプ椅子が設営されてます。
(昔の、三洋信販の会場、こんな風でしたね)
30席と30席、全部で60席ほどなのかな?

すぐ裏のスペースからクラリネットのウォーミングアップが聴こえてきます。
「あ、これは、よい音で聴けるゾ・・・」

前半は、今夜の主役宇根氏の無伴奏ソロ、
マントヴァーニ作品でのキリッと締まって鮮やかな表現が見事でした。

休憩後は3つのリード楽器によるアンサンブル、
イベールのパストラルなメロディーが実に心地よい。
佐藤氏草野氏の健闘ぶりに、宇根氏は押さえ気味、かな?

この「ホール」、
響きの良さ、演奏者との適度な距離感、雰囲気の良さ、
室内楽には、とても「座りの良い」会場だと思いました。

次回6月はヴィオラでバッハの無伴奏チェロ組曲だそうで、
食指をそそられます。