230922_榎元 圭 (1st solo ) ピアノリサイタル2023/09/22

2023年9月20日(水) 19:00開演(18:30開場) 会場:九州キリスト教会館4F礼拝堂

榎元 圭 (1st solo ) ピアノリサイタル 

■ バッハ:イタリア協奏曲 BWV971
■ ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 op.27-2「月光」

-------------- 休憩 --------------

■ シューベルト=リスト:菩提樹
■ リスト:巡礼の年第2年「イタリア」より『ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲』

アンコール1曲


マスク無しであふれる人ごみの中を移動するのは本当にイヤなんだけど、
聴きたいものがあれば、しょうがない。
嫌でも賑やかな繁華街をスリ抜けて、舞鶴方面へ。

開場時間前から、賑やかなオバサマたちのさんざめき、
今夜は榎元氏、初めてのソロリサイタル。
早々とチケット完売なのだそうです。
(榎元氏自身も想定外だったそうで)

会場を埋めたのは、やはりオバサマたち、
あちこちで、遅れてきた連れを横に確保した席に呼び込む声。

この会場、冷房運転の音が大きいのは前からですが、
冷房能力がグンと増したようで、寒ーむい寒い!
ちょっと気を許すと凍えそう・・・

前半の2曲、どちらも最終楽章に違和感がありましたが、
(昔の)フランスの映画のワンシーンのような、バッハの第2楽章
玲瓏な湖面を見下ろす、ベートーヴェンの第1楽章、
美しい・・・

休憩を挟んで後半はリスト。

思い出がヒカリモノのように煌めく「菩提樹」、良く出来てますよね。
「ダンテを読んで」、録音されたものは、大抵途中で止めちゃうけど、
ライヴなら聴き通せるんです。(好きか嫌いかは、また別、と)

アンコールには、同じくリスト編曲のモーツァルト:Ave verum corpus。
でも、この曲にはヒカリモノは似合わないように思うけど・・・

今夜のコンサート、途中何度か榎元氏の解説が入るんですが、
これが、まあ、秀逸!
普通、演奏家の方たち、途中でしゃべることを極端に嫌がるものだと思ってましたが、
この榎元氏の、肩の力の抜けたフランクな語り口、
媚びない、深入りしすぎることもない、絶妙バランスのトークが
会場のオバサマたちに共鳴して・・・

なるほど、こりゃあ「チケット完売」、納得だわ。

会場から三々五々帰路に就くオバサマたち、
「よかったわね、よかったわね」という相互確認の合唱、
今夜の会の大成功を再確認させてくれました。

遠くの「アルゲリッチ」よりも、
近く、いつでも聴ける位置に居てくれる秀逸な演奏家、
そういう方が、今、重要だと考えます。

230816_第27回「浜の町で音楽会」ブラームスのバイオリン協奏曲2023/08/17

2023年8月16日(水曜日)開場18時30分 開演19時00分
    場所/弦楽器工房まつもと(スタジオ201号室)

第27回「浜の町で音楽会」
ブラームスのバイオリンコンチェルト

  バイオリン/森岡聡 (名古屋フィルハーモニー交響楽団 コンサートマスター)
  ピアノ/榎元圭


要予約/3,000円
定員/25人


■ ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
■ ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ 6番 Op.30-1
     アンコール 1曲


『今夜はブラームスのコンチェルトとベートーヴェンの6番のソナタ!
 ブラームス本人が書いたピアノ伴奏譜での演奏です!残り3席!』


ということで、「25人で聴くブラームスのヴァイオリン協奏曲 演奏会」に出かけました。

開演前、サーっとカーテンが開かれると、
浜の町公園の緑が、まあァ 美しい!
いつも閉まってるカーテンの外には、これほどの光景が!

さて、このカーテンの開放、「吉」だったのか、どうなのか?

このリハーサル時の写真では。レースカーテンのみ・・・
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0a35Se6Jp55dLwTtV7bjZaC2ZhWmjy6NboiGkoCSCMjEr1x5r9vruBm3HvRY6BZKzl&id=100063638796921

まずは店主まつもと氏のご挨拶。
店主自身、協奏曲、大好きとの事。
このシリーズ、この先も続くらしく
あのK氏のドヴォコンも予定されているらしく、目が離せない。


さて、演奏開始、ブラームスの協奏曲から。

ヴァイオリンの音が、デカイデカイ、
思わず耳を抑えたくなるほど。
ドでかいオーケストラに対抗するには、これでも足りないのかもしれないな、
    ヴァイオリン奏者は耳を傷める方が多いとは聞いていましたが。
    なるほどなるほど さもあらん、と大きく「膝を打」ちます。

一方、ピアノは終始この部屋のスぺース内にとどまります。
「どういう編曲?」と思ってたら、まさかの作曲者本人によるものだとは・・・

今夜の演奏で一番胸を打たれたのは、
第1楽章カデンツアから第2楽章にかけて。
カデンツァのソロで一気に音がまとまり始めたような気が・・・
その後は、夢心地でしたヨ。

さてここで疑問、
このスペースで協奏曲、どちらをとるのか、
圧倒的ボリュームで元編成のスケールを追い求めるのか、
現実のスペースヴォリュームを踏まえて、内面の愉悦を求めるのか

演奏者によって、どちらに振れるのか、
興味深いシリーズになりそうです。

ブラームスも楽しめたんですが、
さらに素晴らしかったのは、休憩後に演奏されたベートーヴェン!

おい!ベートーヴェン!
おぬし、こんなに「可憐な」ヤツだったのカイ!
もう、むちゃくちゃ、いいじゃねーか1

アンコールは、クライスラー、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第2楽章のメロディーを編曲したものだとの事、
どうしてもピアノを追いかけてしまうので、頭の中が、ぐるぐるぐるぐる・・・

 


230716_チャペルプリエール定期リオネル・アヴォ オルガンリサイタル2023/07/16

2023年7月16日(日) 時間:16:30開演(17:30終演予定)
             会場:ホテル日航福岡 新館3階 「チャペルプリエール」

チャペルプリエール定期演奏会No.245
Le Vent de France-フランスからの風
リオネル・アヴォ オルガンリサイタル

◆演 奏 :リオネル・アヴォ(オルガニスト)/Lionel Avot , Organ

◆曲 目 :
M.Durufle:    デュリュフレ:
Prelude op.5     組曲Op.5より プレリュード
Choral variations "Veni Creator" op.4    「来たれ創造主なる聖霊」によるコラール変奏曲 op.4
 
A.P.F.Boely:    A.P.F.ボエリ:
Pièces d’orgue avec Pédale obligée composées sur des Cantiques de Denizot op.15
デニゾの讃美歌による小品集op.15 より5曲
 
J.Alain:    ジャン・アラン:
Postlude pour office de Complies    終課の祈りの後奏曲
Fantaisie no.1     幻想曲 第1番
 
B.Righetti(ne en1982):    B.リゲッティ:
Preludio “La Venezianita”    前奏曲「ラ・ヴェネツィアニータ」
The Balck hole Pavan    ブラックホールのパヴァーヌ
 
J.S.Bach:    J.S.バッハ:
Vor deinen Thron tret' ich     コラール「汝の御座の前にわれ進み出で」
Toccata und fugue in d-Moll BWV 565    バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
 
アンコール1曲


追い山明けの16日、
晴れ渡った日曜日、
体温と変わらない気温の中、博多駅前へ。

本日のオルガニストは、ラジオフランス・オーディトリウムの
音楽アドヴァイザーを務めるリオネル・アヴォ氏。

ラジオフランス・オーディトリウムといえば、
先日、フランス物ミステリーで殺人現場になった、あのオルガン!
オルガン内部でもドラマが進むし、オルガン奏者が関連したストーリーなので、
いろいろ、興味深かったデス。

本日の演奏、圧倒的に惹きつけられたのは、ジャン・アランの2曲でした。
オルガン自体が (もしくは私の耳が) 充分温まってきた頃でもあるのでしょうか、
天井から降り注ぐ、天国の響きを堪能することが出来ました。

ちなみに、
年寄りの耳には 正面を向くのと、天井を向くのとでは、
聴こえてくるものが大幅に変わります。
本日は正面のモニターにはほぼ目を向けず、
鋭角に首を押し曲げて、一心に天井を見つめながら聴いておりました。
なかなか、大変でした。
(時々、喉が詰まって、ゲボッ・・・とかやりながら)

最後はバッハを2曲。
いつもは池田氏のバッハを聴きなれているわけですが、
ああいうアプローチではないんですね。
淡々と進んでゆく・・・

池田氏のバッハの、あの熱気というか、狂気というか、
あれが、聴きたい・・・


230611_ミュゼ・オダ コンサートvol.11 細川泉,矢島千愛2023/06/12

2023年6月11日(日) 15:00~  会場:末永文化センター内 ミュゼ・オダ

末永の森 ミュゼ・オダ コンサート vol.11
ヴィオラ:細川泉(首席)
ヴィオラ:矢島千愛


■ J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調

---- 休憩15分 ----

■ J.M.ルクレール (編曲W.リーバーマン):2つのヴィオラのためのソナタ Op.12

■ ロッラ:2つのヴィオラのための二重奏曲 第4番 ト長調
■     :2つのヴィオラのための二重奏曲 第6番 ヘ長調

■ バルトーク:44の二重奏曲より 8曲



歩き回って、汗にまみれて、
ようやく家にたどり着いて、テレビをつけたら
N響の中に見慣れた顔が大写しに・・・

あ、佐藤太一氏・・・
前回のミュゼ・オダ コンサートの主役でしたね。
パーヴォ・ヤルヴィの指揮でプーランクのシンフォニエッタ・・・
今夜、放映でしたか。


本日の主役は細川泉氏、見事なバッハでした。
こういう方が、九響には在籍なさってるんですねぇ。

最も感銘を受けたのは、最後のバルトーク、
休憩後参加の矢島千愛氏も、この時点で見事に輝いておりました。
(昨夜ランパルの古いライブ録音を聴いてたんですが、
  演奏が進むにつれて、フルートの音が異様に輝きだすんですよね)
ここではヴィオラ用に音域を下げず、原調のままの演奏だそうで、
高音の輝きが、ことのほか美しい。

この時期の特例なのか、空気清浄機がかなりの音量で唸ってるんですが、
演奏が始まってしまえば、ほぼ気になることがないのが不思議。

演奏が良かったせいか・・・?



230531_榎元圭 in Cafe Klimt Salonconzert , Sailer2023/06/01

2023年5月31日 15:00~ 会場:Bäckerei Konditorei サイラー
                                                    https://sailer.jp/cafe/ (南区長丘2丁目)

榎元 圭 in Cafe Klimt Salonconzert , Sailer

野間大池から少し入った長丘2丁目、穴観音近くのベーカリーSailerは
本日も奥様方のお買い物で混み合っております。
評判のパン屋さんなんです。

先に自宅用ののパンを買い込んで、と。

併設された大きな窓のサロン風カフェ・クリムト、
午後の日差しがまぶしい.。
奥にはグランドピアノが・・・

毎週水曜日には生ピアノの演奏が聴けるようですが、
近くのピアノ教室の先生方かな?と思っておりました。
が、スケジュール表の中に榎元氏の名前を発見して、
お? それはそれは、 と、出かけてきましたデス。

込み合うカフェ、
榎元氏本人が、忙殺中のキャッシャーまで出向いて
「そろそろ、演奏、始めます」と告げて、
慌てて天井のBGMが切られ、演奏開始。

テーブルについているのは、パフェ類を前に談笑中の方々、
ほぼ全員、熟年女性と子供です。

モーツァルトの「キラキラ星変奏曲」、軽快なスピード
奥まった場所のピアノでも、こんな幸せな音するんだ・・・

曲は変わって、バッハの「アリオーソ」
元はヴァイオリン曲でカンタータにも使われて
鍵盤協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056 第2楽章
 なんだそうだけど、
一般的にはスウィングル・シンガーズが歌って「恋するガリア」のサウンドトラックに使われた曲、かな?
https://www.youtube.com/watch?v=LpG648SVPrM&t=24s&ab_channel=ZvonkoSlisuric
私の場合は
     J.S.バッハ(シゲティ編曲):アリオーソ BWV1056*(mat.Col. CAX8133-2)
    ヨーゼフ・シゲティ(Vn) ワルター・ゲール(指揮)、オーケストラ
    録音:1937年12月6日、ロンドン、アビーロード第3スタジオ
というのが デフォルト。
ラスト近くの短いフレーズに悩殺されたんだけど、あれはシゲティだけみたいで・・・

続いてシューベルトが2曲、
曲名はわからんけど、ああ、あれ!という2曲

打って変わって激しく飛び込んで来るのは、これ、どう聴いてもシューマンでしょ?
(違うか・・?・でも いい曲だぁ)
次のトロイメライとのコントラストが、また・・・
私にとってどうにも掴みどころのないシューマンという作曲家だが、
ヨシ!俄然、興味沸く!

そしていよいよ最後だと気付かせられるリストの「愛の夢」、
ドドーンと世界が広がるなぁ。

1時間に満たない演奏だけれども、本当に気持ちの良い時間でした。
いつもアンサンブルでしか聴く機会のない榎元氏ですが、
こういう曲を、気持ちよく、聴かせてくれる方でもあるんですね。

16時から2回目の演奏があるようだけれど、私はここまで。
聴ける人は、ばりばりラッキー だと思います。


Kei Enomoto~榎元 圭~Official Website 
https://www.enomoto-kei.jp/



230321_末永の森 ミュゼ・オダコンサートVol.10 〜 春に愉しむ木管三重奏の調べ 〜2023/03/21

2023年3月21日(火) 開演15:00 
                       会場:末永文化センター内 美術館ミュゼ・オダ 地下1F展示室

末永の森 ミュゼ・オダコンサートVol.10
〜 春に愉しむ木管三重奏の調べ 〜


〈 出演 〉
クラリネット : 宇根 康一郎(首席)
オーボエ : 佐藤 太一(首席)
ファゴット : 草野 雅行

 

ベーラ・コヴァーチ :
   バッハへのオマージュ
   ウェーバーへのオマージュ
   ファリャへのオマージュ
ブルーノ・マントヴァーニ:バグ

----- 休憩 -----

ジャック・イベール:木管3重奏のための5つの小品
ジャン・フランセ : オーボエ、クラリネットとファゴットのためのディヴェルティスマン

アンコール1曲


祭日だというのに、あいにくの、雨。
管楽器も、やはり、湿気を嫌うのだろうか・・・?

ミュゼ・オダ 初めての会場、
受付を済ませて階段を降りると、
オダ氏の絵画に囲まれた回廊が続きます。
濁った色彩のパリの情景、
これは、なかなか馴染めない。
 (ところが、演奏が進むにつれ、
  絵の中の人物が動き出すような感覚が沸いてきて・・・)

一角に演奏スペース、
そこから二手に分かれてパイプ椅子が設営されてます。
(昔の、三洋信販の会場、こんな風でしたね)
30席と30席、全部で60席ほどなのかな?

すぐ裏のスペースからクラリネットのウォーミングアップが聴こえてきます。
「あ、これは、よい音で聴けるゾ・・・」

前半は、今夜の主役宇根氏の無伴奏ソロ、
マントヴァーニ作品でのキリッと締まって鮮やかな表現が見事でした。

休憩後は3つのリード楽器によるアンサンブル、
イベールのパストラルなメロディーが実に心地よい。
佐藤氏草野氏の健闘ぶりに、宇根氏は押さえ気味、かな?

この「ホール」、
響きの良さ、演奏者との適度な距離感、雰囲気の良さ、
室内楽には、とても「座りの良い」会場だと思いました。

次回6月はヴィオラでバッハの無伴奏チェロ組曲だそうで、
食指をそそられます。


230303_チャペルプリエール定期演奏会No.241バッハ棕櫚の日から復活祭までの音楽2023/03/04

2023年3月3日(金) 時間:19:00  会場:ホテル日航福岡 新館3階 「チャペルプリエール」

チャペルプリエール定期演奏会No.241 
チャペル聖歌隊コレギウム・プリエール合唱団公演 
バッハ・棕櫚の日から復活祭までの音楽
               -キリストのエルサレム入城、死と復活の一週間-


◆演 奏 :アルト:八巻啓子
       テノール:宮内 隆
       バス:森 善虎
       ソプラノ:合唱団より(志方 緑 田島知奈 須藤雪絵)
 
     指揮:池田 泉
       ◆オーケストラ(松本さくら&九響メンバー)
                松本さくら・竹下芳乃(ヴァイオリン)、八島千愛(ヴィオラ)、
                山本直輝(チェロ)、浅野宏樹(コントラバス)、
                佐藤太一、桐谷美貴子(オーボエ)
       
     ◆コレギウム・プリエール合唱団/Collegium Priere Choir

       松山靖子(オルガン) / 村上千香(チェンバロ)

◆曲 目 :
J.S.バッハ:カンタータ182番「天の王をお迎えしよう」
J.S.BACH : Himmelskönig, sei willkommen BWV182

J.S.バッハ:マタイ受難曲より
J.S.BACH : Matthaus Passion BWV244

J.S.バッハ:ヨハネ受難曲より
J.S.BACH : Johannes Passion BWV245

J.S.バッハ:復活祭オラトリオ BWV249
J.S.BACH : Oster-Oratorium BWV249



チャペルの座席、ながらく続いた2人掛けが、4人掛けになってます。
合唱は祭壇上で観客に対面、マスクなしで晴れ晴れと。
チャペルプリエール定期演奏会、
いよいよ、平常運転開始ですね。

一方 声楽陣は、まだ不安定で・・・
いろいろありました。
長らく大きな声を出せない時期があったわけで、
これから徐々に体を安定させてゆく時期なのかな?

そんな声楽陣の中で健闘していたのが、
ソプラノ・ソロを歌った合唱団の3人、
真っ直ぐな歌声が、ストレートに届いて来ました。


今夜は、九響メンバーが合奏に入ります。
松本さくら氏のオブリガードも、よかったんですが、
佐藤太一氏のオーボエ・ソロ、今夜のハイライトでした。

以前、ウィーンの奏者や歌手が小編成でシンフォニーホールに来たことがあって、
テノールが「トスカ」のアリアを歌ったのですが、
その前奏(長いバージョンだったような・・・)でクラリネットソロを聴かせてくれたのは、
オッテンザマー(父)でした。
歌手のことはすっかり忘れてしまいましたが、
この時のクラリネット・ソロの素晴らしさは一生忘れない。
今夜のオーボエ・ソロ、それと同じくらいの衝撃でした。


ちょっと、佐藤氏や松本氏のアンサンブル、探して出かけてみよう。


230302_ブルース・リウ ピアノ・リサイタル2023/03/03

2023年03月02日(木)19:00~ 会場:アクロス福岡シンフォニーホール

ショパン国際ピアノコンクール2021優勝
 ブルース・リウ ピアノ・リサイタル


ラモー :クラヴサンのための小品(クラヴサン曲集、新クラヴサン組曲集より)
    優しい嘆き/一つ目の巨人/2つのメヌエット/未開人/雌鶏/ガヴォットと6つの変奏曲
ショパン :モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の “お手をどうぞ”の主題による変奏曲 変ロ長調 Op.2

休憩20分

ショパン :ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調「葬送」Op.35
ショパン :3つの新練習曲
リスト :ドン・ジョヴァンニの回想 S.418

アンコール:5曲
    ショパン2曲、サティー1曲、リスト1曲、バッハ1曲

長いコロナ恐怖時代を越えて、お久しぶりのシンフォニーホール、
NHKのショパンコンクール特番で口あんぐりだった、ブルース・リウの来福とあっては
逃すわけにはいかない。。
同じ思いの方も多いようで、チケット完売だとか。
私のとれた席は3階最後尾、舞台のグランドピアノが小さく小さく見えまーす。
果たしてここまで音が届いてくるものか・・・


しつこい禁止事項のアナウンスを経て、ようやく開演。

ラモーの第1声、たとえようもなく柔らかで芯のしっかりした響きの美しさに、口あんぐり。
その後も、pianoからpianissimoにかけての美しさは、もう絶品!


2曲目、
テレビで聴いて、
CDで(同じ音源)を聴いて、
「これ、マジかよ!」と驚いた、La ci darem la mano 変奏曲、
さすがに、あの時の緊張感には及ばないにしても、
「マジかよ!」という印象は変わらない。
なんであんな事出来ちゃうの!?

休憩は20分。
一旦外に出て、頭を冷やす。

後半はショパンの2番から。
その昔、ポゴレリチがショパンコンクールで弾いた時の、
「あ、泣いてる・・・」というあの録音が、私にとってのベストなんだけど、
(後にビデオ発見、本当に泣いてた!)
今夜の演奏は、もっと「引きの映像」でした。
今の若い人は、こういう風に見るんだね・・・

なんかよくわからない 3つの新練習曲の後、
リスト。
あー、こういうの、苦手だな。
途中、寝落ちしそうになってしまって、オットットォ。


会場は一階席のおばさまたちを中心に大盛り上がり、
連発されるアンコールに、ますますヒートアップ。

1曲目はショパンのノクターン、あの有名なヤツです。
ここでの深ぁーい呼吸が、それはそれは見事、
今まで聴いたあの曲の演奏では、ベストだと思う。

その後も、グノシェンヌやカンパネラやバッハが続いて、
嬉しかったけど、あのプログラムの後だもの、
そりゃー疲れるよね。


満席の聴衆が一時に退場するのもなかなか大変だけど、
TVqのスタッフ、さすがに慣れてる。

アンコールの曲目掲示はナシ。
「 TVqのホームページを見ろ 」 ということなので、
[ テレq イベント ] で検索してみて下さい。

追記3/4
アンコールは次の5曲だったとのこと。
1.ショパン     :ノクターン嬰ハ短調「遺作」
2.ショパン     :3つのエコセーズOp.72-3
3.サティ     :3つのグノシェンヌ 第1番
4.リスト     : ラ・カンパネラ S.141
5.バッハ     :フランス組曲 第5番 ト長調 BWV 816 より アルマンド

221106_<(ミ)あじミずモ>@箱水2022/11/07

2022年11月6日(日)19:30~ 会場:箱崎水族舘喫茶室

<(ミ)あじミずモ>

河合拓始(ピアノ、鍵盤ハーモニカ、声、ほか)、
サネマツアキラ(打楽器、声、ほか)、
中村勇治(バス・クラリネット、ソプラノ・サックス、声、ほか)


コロナ第8波、いよいよ始まりましたね
地下鉄駅の混雑の中、席を続ける中年男、
ドラッグストアには、ゴボゴボせき込みながら走り回る少女、
きちんとマスクをしてるからいいんだけど、
高齢者にはなかなかキツイ風景です。

それでも出かける! 箱水へ!


それは 「「あじミずモ」」!!!!


何が何だかよくわからんけど、最高に上気した夜でアリマシタ。
こんな、ありえないほど面白いライヴパフォーマンスにもかかわらず、
お客が6人というのは、どういう冗談????

予告フライアには、以下のような文字、
    河合拓始・サネマツアキラ・中村勇治による音楽パフォーマンス。
    音・声・ことば・所作が共通の根を持つような総合的音楽。
    図形やことば表記などによるオリジナル作品群を演奏する。

以下が演奏された(演じられた?)曲目一覧

■ 河合拓始「あじミずモ」
■ 中村勇治「3つの果物」(1.中村勇治 [缶詰サクランボ])
■ サネマツアキラ「コンダクトYUBI」
■ 中村勇治「3つの果物」(2.河合拓始 [青りんご])
■ クリスチャン・ウォルフ「ダブル・ソング」

----------------- 15分休憩 -----------------

■ 中村勇治「Next, please. (Version 2022)」
■ 河合拓始「あなごころ ぽんた すきすな」
■ 中村勇治「3つの果物」(3.サネマツアキラ [キーウイ])
■ サネマツアキラ「トリオ・ザ・鍵盤」
■ 河合拓始「箱崎線」


真摯に進む河合拓始氏、じっくり支える中村勇治氏、
華やかに輝くサネマツアキラ氏、
物を見る目が、もう、ぶっ飛んでます。(私のような平凡凡人から見ると、なんですが)
「シソンヌ」の優雅さ、「ジャルジャル」の飛躍力、「ランジャタイ」の破壊力を
かけ合わせたような感じなんだけど、わっかるかなぁ?

中村勇治「3つの果物」という作品、
別のメンバーからあらかじめ指定された「果物」をめぐって
3人それぞれが即興パフォーマンスを展開するわけですが、

中村氏の[缶詰サクランボ]、実にフツーな表現で、
「なるほど、こういうものなんだ」 と思っていたら、

河合氏の[青りんご]
噛みつく音、かじる音、皮をむく音、汁をすすり上げる音、果汁とともにくらいつく音、
これらが静寂の中に響き渡るわたり「沈黙との対話」が成立させられるわけで、
「こういう表現があるのか!」と。

さて、この後サネマツ氏はどう出るか・・・と待ち構えると、
なんと、[キーウイ]を立たせようと奮闘する男のコントが始まるわけで、
そこでは、サネマツ氏の「声」表現が抜群の効果をあげてゆく、という・・・

こういう、次に何が起こるかワクワク期待しながら居ることは、久しぶりなんですが、
日常の雑事や懸念がサーッと吹き飛んでゆくようです。
わかりにくい例えをすると、
一晩中、胆石の激痛に耐え続けたあげく、
ようやく明け方近く、サーッと痛みが引いて行った時の、あの
ドーパミン β-エンドルフィン 出まくりの、さわやかで ありがたい状態、
あれに 似てる。


さて、この面白さがどの位再現できるのか分からないけど、
当日ライブ配信された映像のアーカイブが公開されてます。
確かめてみて下さい。
他にもいろいろ楽しい事が見つかるかもしれない。

※11月10日(木)23:59までアーカイブ視聴可能 (On-line ticket ¥1,500)
https://ajimizumo20221106.peatix.com/



北口大輔バッハ無伴奏チェロ演奏会第1夜2022/10/26

2022年10月25日(火)   19 :00~ 会場:弦楽器工房まつもと・スタジオ201号室

「J.S バッハ無伴奏チェロ組曲 全曲演奏会」 第1夜
◾︎チェロ/北口大輔


トッカータとフーガ(北口大輔編)

無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調 BWV1007
前奏曲(Praeludium)
アルマンド(Allemande)
クーラント(Courante)
サラバンド(Sarabande)
メヌエット I/II(Menuetto I/II)
ジーグ(Gigue)

-------- 休 憩 --------

無伴奏チェロ組曲 第4番変ホ長調 BWV1010
前奏曲
アルマンド
クーラント
サラバンド
ブーレ I/II
ジーグ

-------- 調弦5分 --------

無伴奏チェロ組曲 第5番ハ短調 BWV1011
前奏曲
アルマンド
クーラント
サラバンド
ガヴォット I/II(Gavotte I/II)
ジーグ

アンコール1曲(絶品!


街全体が工事中、ラドン襲来後のような天神を抜けて、浜の町方面へ。
25名限定、ジャストの満席でした。

北口氏登場、
一礼の後 「トッカータとフーガ」。
これは・・・
期待が大きすぎたか・・・

無伴奏組曲演奏の前に、バッハの「数」や「即興」などのレクチャー。
面白かった。
「長くなるので、またの機会に」ということで、第1番の演奏になりました。

繰り返し部分で控えめに挿入される装飾が、実にチャーミング。
曲間なしのイッキ連続演奏、ライヴではこの方が聴きやすいですネ。

休憩を挟んで第4番、
爽快に駆け抜ける至福の時!
この曲の新たな魅力発見です。

調弦変更後、第5番、
ちょっと時間が足りなかったようで、若干ピッチが・・・
前2曲と違って、勢いが抑えられるせいなのか、
印象がぼやけます。

本日用意されていたアンコール、これが絶品でした
北口大輔オリジナルのバッハの旋律をもとにした「Aria for Pizzicato
ゴールドベルク変奏曲の「アリア」をチェロのピチカートだけの演奏にアレンジ。
その楽譜は雑誌にも掲載されているそうで、概要は以下のURLから
http://sarasate.me/modules/sarasate/index.php?content_id=95

ただ、今夜はスローなオフビートに乗った演奏、
途中4ビートで魅力的バス登場ですが、すぐにテンポが戻って、
静かに消えてゆく、という。
今夜一番の興奮でした。

残りの3曲は明晩演奏されるようですが、
二晩連続というのは、今の私には無理。
一晩聴けただけでも、ラッキーなのだ。