140330_松下隆二ギターソロコンサート@珈琲美美2014/03/30

2014年3月30日(日) 19:30~  会場:珈琲美美

松下隆二ギターソロコンサート

1部/~キューバのギター音楽を中心に~
■ L.ブローウェル:キューバの子守唄
■ H.アングロ:ヨルバ族の歌より 4曲
■ M.M.ポンセ:主題、変奏と終曲
■ L.ブローウェル:11月のある日
■ C.ファリーニャス:グァラーチャ

~~~休憩~~~

2部/~日本の音楽~
松下ソロ
■ 高橋悠治/松下隆二:さまよう風の痛み
■ 横尾幸弘:さくらの主題による変奏曲
■ 武満徹/松下隆二:三月のうた
山田賢とのデュオ
■ 武満徹/藤井眞吾:島へ
■ 武満徹/藤井眞吾:さようなら
■ 武満徹/松下隆二:どですかでん
(アンコールはデュオ、ソロ 各1曲ずつでした)

ビッシリ満席の会場に待ち受ける松下氏、
にこやかに迎え入れてくれます。

この方の音楽、皮膚のヒダから浸み込んで来るんですよね。
リズムの揺れが体の動きと調和して、ゆらりゆらり・・・
冒頭ブローウェルの「子守唄」から最後のアンコールまで、
その揺れに身をまかせて、遥かな旅に出る90分でした。

圧巻は後半のソロ、「さくらの主題による変奏曲」で、
大通りから響いてくる車の走行音に挑戦するような
これでもかとういう ”ピアニッシモ” が鮮烈でした。
(こういう繊細な音は、こんな親密な会場でしか聴けないよなぁ。)

アンコールのデュオでのサティの引用もチャーミングでした。

いつものように、 Norio Ohhashi 氏のプログラム・ノートに注目!
今回の内容、手に余ってしまって情けないワタクシでありますが、
まわりの素敵なおばさま方には大変好評なようで、何よりでした。