140414_受難週に聴く モーツァルト版「ヘンデル作曲メサイア」2014/04/14

2014年4月13日(日) 17:00~  会場:ホテル日航福岡新館3階チャペルプリエール

チャペルプリエール定期演奏会 No.140
受難週に聴く モーツァルト版「ヘンデル作曲メサイア」
~モーツァルト・ヘンデルの驚愕の響き~

■ モーツァルト版「ヘンデル作曲メサイア」KV.572より 第2部、第3部


演奏者の最後のひとりが退場するまで、拍手は鳴り続けました。

受難週をむかえて、ヨーロッパのコンサートホールもにぎやかですね、
今週のネットラジオはスター演奏家たちによる、バッハの受難曲、
ロ短調ミサ、「十字架上の・・・」といったプログラムがめじろ押しです。
(カラヤン命日の ティーレマン/ドレスデン というのもあるか・・・)

プリエールでもバッハの受難曲が選ばれる事の多いこの時期、
本年の定期演奏会には「メサイア」が選ばれました。
しかも、モーツァルト版(K.572)!
さらに、耳慣れた第1部をカットして、第2部と第3部!

これ、見事に、ハマッタ!

華やかな第1部を外して聴いてみると、
この曲、スッキリした骨組みが見通せるんですね。
足周りの頑丈さが、強く感じ取らます。
(ドイツ語で歌われる、という事も、あるのか・・・?)

しかし、この合唱団、夢中にさせてくれます。
「ウマイ」とか「ヘタ」というような演奏ではないんです。
若さ、清々しさ、ひたむきさ、求心力の強さ、といったものが、
聴き手を音楽に引きずり込んでくれる、という・・・

最終曲のフーガからアーメンコーラスにかけての強烈な吸引力!
年寄りの涙腺を刺激して止みません。

第2部と第3部だけの「メサイア」、
もう一度聴きなおしてみないといけないな。