111230_下野竜也氏による指揮者講習会 in 福岡2011/12/30


2011年12月30日(金) 10:00~18:00  会場:末永文化センター

指揮者・下野竜也氏による指揮者講習会 in 福岡

内容:管弦楽を使っての実際的な実習
曲目:シューマン/交響曲第3番変ホ長調「ライン」
聴講料:2,000円


前回は開催が年始にずれたので、今年2回目になる指揮者講習会、
これが通算9回目なのだそうです。

年末は何かと雑用が沸いてきて、
「今年はパス・・・かな・・・」と思ってたんですが、
村上春樹の「小澤征爾さんと、音楽について話をする」(新潮社)、
最後のマスタークラスの話あたりを読んでいたら、
やっぱ、どうしても講習を聴きたくなって、
遅い時間から(終わりの2時間ほど)、出かけました。

年も押し詰まったというのに、ホールは若い人たちであふれかえってます。
会場いっぱいに広がるオーケストラ、
(長丁場ですから交代要員も)
手前何列かが、申し訳程度に聴講席ですが、
そこも、ぎっしり詰まってます、

指揮講習受講者には新しい顔が増えてました。
特に目立ったのが女性の参加、
今はまだ、「女性の」という形容詞が抜けない領域ですが、
この方たちの奮闘如何で、ただ「指揮者」と呼ばれる時代になるんですね。

ファイトぉ!

おもいっきり若い子の参加も新鮮でした。
元気一杯の指揮ぶりで、その若さにオーケストラの音が如実に反応するのが
実に微笑ましい光景でした。

シューマンは、私は、あまり好んで聴く作曲家ではないんですが、
今夜の講習で、マーラーとの関連について指摘されているのを聞くと、
「おぉーなるほどぉ・・・ 今度、じっくり聴いてみないと・・・」
と反省モード。

講習最後の指揮台に立つのは、K.Y.さん。
オーケストラメンバーの信頼も厚く、
受講者のリーダー的存在でもあるこの方が指揮をすると、
オーケストラが歓喜の声を上げるようです。
素晴らしいフィナーレに大きな拍手が起こります。
下野氏の、ダメ出しと模範演奏の後、K.Y.氏、再度挑戦。
確かに下野氏の指揮だとキッチリするんだけど、
K.Y.氏の方が、勢いがあったような気がするなぁ・・・
(そういう風に、下野氏が仕掛けた、という事か・・・?)
コンサートマスターの後藤龍伸氏も満面の笑顔。

スケジュールが全て終わって、主催者のhhikichi氏から来年の予定発表。
第10回目になる次回、課題曲はブラームスの交響曲第3番。
(場内から歓声とため息・・・)
さらに来年の12/30が日曜日になるのを利用して、
このメンバーで演奏会をやろう、という事のようです。

楽しみですねぇ・・・