130525_第5回ベニール・カフェ コンサート 《リスト》2013/05/26

2013年05月25日(土) 19:00~21:00 会場:ベニール・カフェ

第5回 ベニール・カフェ コンサート ~クラシック音楽とコーヒーを愉しむ会~
《名曲 お話と演奏》

お話(60min):山本成宏
「ピアノの魔術師リストの愛と生涯」

ピアノ演奏(30min):藤野誠也
ラヴェル:スカルボ(「夜のガスパール」 から)
リスト:メフィストワルツ
リスト:ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲

アンコール:花火(ドビュッシー)

いよいよ梅雨入り間近な蒸し暑さ、
それでもベニール・カフェ、今夜も超満員でした。

詳しいレジュメと資料の用意された山本氏のレクチャー、
細かくメモを取る方も多いんデス。
毎回おなじみの方も多数、
いよいよプラチナ・チケット、かな?

今夜のライヴ演奏は藤野誠也氏のピアノです。
女性たちの「イケメン」というささやきが絶えませんでしたが、
実物は「正統派の好青年」という印象でした。
(女性たちの声援が大きいのは、うなずけます。)

ここのアップライト・ピアノでこのプログラムというのは、
かなりの冒険だと思うんですが、
それでも果敢に挑戦する姿が評判の原因かもしれない。
徐々に調子が上がって、最後の「ダンテを読んで」の後では、
この会場ではめずらしく「ブラヴォー」まで飛び出します。

終演後の楽屋の混み方も、いつもの倍近くだったような・・・

130526_めぐりあいの音楽祭 (第2回 けやき通り音楽祭)2013/05/26

2013年05月26日(日) 11:30~  会場:けやき通り一帯協賛店

第2回 けやき通り音楽祭 めぐりあいの音楽祭

けやき通り一帯の店舗六店で一斉にミニ・コンサートが開催されました。
いろんな店で、いろんな音楽を聴けるという仕組みですネ。
感覚としては、ラ・フォル・ジュルネのけやき通りヴァージョン、かな?
(鳥栖には今年初めて出かけましたが、イイ感じでしたヨ)
45分~1時間、「もう少し欲しいけど、これでも満足」という長さかいい。
普段あまり立ち寄らない店にちょっと寄ってみる、とか、
1箇所だけ、好きな演奏家だけ聴いてみる、とか。

私が聴いたのは以下の3つ。

11:30~ @ベニール・カフェ
いわつなおこ アコーディオン演奏
軽快に流れるアコーディオンの響き。
ミュゼット、シャンソン、タンゴ と続きます。

El Ultimo Cafe(最後のコーヒー) という曲が、実に沁みるゼ!

14:30~ @ベニール・カフェ
河合拓始 ピアノ・ソロ(朗読)
TAKUJI KAWAI WEB
http://www.sepia.dti.ne.jp/kawai/
この写真見ると、ちょっとビビッちゃいますけどネ、
実物は、「硬派なイケメン」でした。

スキンヘッド、裸足で登場、
関連する詩の朗読とピアノ演奏というスタイルでした。

1.R.シューマン:「子どもの情景」から6曲
    各曲のタイトルを読み上げてから演奏へ
2.河合拓始:ヘッセに寄せて
  夏の終わり
  秋の雨
  灰色の冬の日
  春の散歩

     ヘッセの詩文朗読とあわせて
3.藤枝守:植物文様第22集 ”向日葵(ひまわり)”から 3曲
4.ビクトル・ハラ(高橋悠治 編曲):耕すものへの祈り
5.ダニーボーイ(アイルランド民謡)


2~4については、よくわからない、としか私には言えないんですが、
不思議な心地良さがあって、出来ればもうすこし聴いてみたい・・・とか・・・

冒頭の「子どもの情景」、甘さを感じさせないキリッとした音楽が印象的でした。

ロビーに用意されてたトイ・ピアノで演奏された「マ・メール・ロワ」、
ゲットしておくべきだったかなぁ・・・

16:00~ @イタリアン Gra*Pre
立花洋一 JAZZキーボード
最初の Memories of You が流れ始めた瞬間、
首の後ろ辺りがムズムズッとして、肩の力がスーッと抜けて、
「あー、これだ!これっ!」っていう、あの感じがやってきました。

時代を追ってプログラムは進みます。
時々シンセサイザーの音が混じるんですが、
この使い方も抜群にセンスがいいなぁ。

拍手に答えてのアンコールは
What a Wonderful World でしたが、これがまた、
「これ、仕込じゃないの?」と思うほど見事なエンディングになりました。

このお店、マスターひとりで切り盛りされているようで、
気さくな感じが好印象。
今度、あらためて行ってみたいナ。