190314_西南2-ヤンネ舘野&榎元圭デュオコンサート2019/03/14

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2019年03月13日(水) 19:00~ 会場:西南コミュニティセンター

ヤンネ舘野 & 榎元圭 デュオコンサート
~なつかしい土地の思い出~


■ シベリウス:ノヴェレッテ op.102
■ シベリウス:ノクターン op.51-3
■ プロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第2番ニ長調 op.94 bis より 第1楽章
■ シベリウス:アダージョ・ディ・モルト(ヴァイオリン協奏曲 第2楽章)
■ ラフマニノフ(クライスラー編曲): Preghiera (ピアノ協奏曲第2番 第2楽章)

------ 休憩 ------

■ チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 op.42
    瞑想曲、スケルツォ、メロディー
■ シベリウス:ロマンス op.78-2
■ シベリウス:ワルツ op.81-3
■ チャイコフスキー(W.マクダーモット編曲):白鳥の湖より
    白鳥と王子の踊り、黒鳥と王子の踊り、ロシアの踊り

BIS
リムスキー・コルサコフ(クライスラー編曲):「シェエラザード」の第3楽章~アラビアの歌
ラフマニノフ:ヴォカリーズ


ここ、西南コミュニティセンターは、
西新の交差点正面の「千鳥屋」横の通りを進んだ突き当りに位置します。

会場には小さなお子さん連れのお母さんが目立ちます。

やがて、コンサート開演、

ヴァイオリンとピアノ、響きの豊かさに驚きます。
「この会場、こんなにいい音だっけか?」

ざっとプログラムだけ眺めると、ただの寄せ集めに見えるのかもしれませんが、
実際に演奏会場という空間の中でその響きに取り囲まれてみると、
「あ、これで、いいんだ!」と深く納得してしまうコンサートでした。

何よりも印象的だったのは、ヤンネ氏の控え目なステージマナー、
そしてその演奏から伝わってくる、とびっきりの暖かさ。
たしかに、音符が混みあってくると「アララ」という面もあるんです。
しかし、この演奏の「へそ」は、そこでは、ない。

今夜ふとんに潜り込んで、フゥーと大きく息をついた時、
「うん、きょうはいい日だった」 と思える、
そういう コンサートだったのでアリマス。


(ラフマニノフのコンチェルト、ヴァイオリン版の方が好きかもしれない・・・)



190314_西南1-ルターのコラール&バッハのコラール前奏曲2019/03/14

2019年3月13日(水) 17:00~18:00 会場:西南学院大学博物館 2階講堂

西南学院大学博物館企画展Ⅱ「宗教改革と印刷革命」関連イベント
オルガン・レクチャー・コンサート
ルターのコラール&バッハのコラール前奏曲


オルガニスト:安積道也 西南学院音楽主事


■ J.S.バッハ:Praeludium in G-Dur BWV541

「いざ来たりませ、異邦人の救い主よ」
■ J.S.バッハ:Nun komm der heiden Heiland, BWV659 / 599

「ひとよ、汝が罪の」
■ J.S.バッハ:O Mensch, bewein das Sunde gross, BWV622

「主はわが罪ゆえ」
■ J.S.バッハ:Christ lag in Todesbaden, BWV625

「来たれ聖霊、主なる神」
■ J.S.バッハ:Komm, heiliger Geist, BWV652

「天にましますわれらの父よ」
■ J.S.バッハ:Vater unser im Himmelreich, BWV636 / 683

「聖霊降臨・聖霊」
■ J.S.バッハ:Komm, Gott Schofper, Heiliger Gesit, BWV667
                             
※入場無料・申込不要

西新の交差点から、修猷館横の道路をももち浜方面に進むと、
右手に西南学院のカフェテリアが見えてきます。
その奥が西南学院大学博物館、ヴォーリズ建築のひとつだとか。
「宗教改革と印刷革命」という企画の一部としてのコンサートでした。

会場の講堂正面左わきに、室内オルガンが設置されています。
(「室内」といっても、最上部は2階席まで届くパイプオルガン)

内容をチラシからそのまま転載すると、
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「 バッハに代表されるルター派教会音楽は、その根幹をコラール(賛美歌)に持っています。
コラールは、宗教改革者M.ルターが世に送り出した伝道のツールでもあり、ルター派のエッセンスが詰まっているものでもあります。

 今回のレクチャーコンサートでは、ルター作詞作曲のコラールと、ルター派の代表的なコラールをいくつか取り上げます。
各コラールの背景と内容について簡単に学んだ後、パイプ・オルガンの伴奏で、一緒に日本語で歌ってみましょう。
それから、そのコラールを基に作曲されたJ.S.バッハのオルガン作品(コラール前奏曲)の演奏をお聴きいただきます。」
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久々に、興奮してしまうコンサートでした。

感銘深かったのは、
■ J.S.バッハ:Komm, heiliger Geist, BWV652
大伽藍の中、ひとり、延々と祈り続けるような、
深く内に沈み込んで、その奥に広大な宇宙に開ける、というような・・・

こういう企画に気軽に参加できる状況を作って下さるのは
大変ありがたく、感謝するのですが、
ひとつわがままを言わせていただけるなら、
あの PA(マイク-アンプ-スピーカー)は何とかならんもんだろうか。
はじめ座った席では8割方話が聴き取れない、
席を移って、かろうじて半分聴きとれるようになりました。

モスキート音を聴きとれない年寄りの耳のせいなのかもしれませんが、
本日の聴衆の半分は年寄りなわけで・・・

内容たっぷりのコンサート、終演時間も30分オーバー!
しかし、次の会場までは歩いて30秒、
楽勝です。!